失敗して買った服が意外と活躍した話

ファッションのこと
ゆい
ゆい

こんにちは、ゆいです🌷

今日は、ちょっとしたお買い物の失敗から見えた、思いがけない気分転換の話を書いてみようと思います。
「似合わないかも…」と思った服が、実は自分をちょっと変えてくれた、そんな一日です。

似合わないかも…と思ったブラウス

ある日、ネットショッピングでたまたま目に留まった明るい黄色のブラウス。
普段の私なら絶対に選ばない色とデザインだったのに、どういうわけか「たまには違う雰囲気も着てみたいな」と思って、勢いでぽちっと購入してしまいました。

届いたときはワクワクしていたのですが、いざ鏡の前で着てみたら…
「あれ?思ってたのと違う…」
パッと目を引くビビッドな色味と、ふわっと広がる袖のデザインが、どうにも落ち着かなくて。

「やっぱり私には派手すぎたかも」
「普段の服とも合わせづらいし…」

そんな言い訳を心の中でくるくる考えながら、結局タグも切らずにクローゼットの奥にしまい込みました。

気分が沈んでいたある日のこと

それから数週間。
なんとなくやる気が出なくて、朝から心が重かったある日。
鏡に映る自分の顔も、どこかどんよりしていて、ため息ばかり出ていました。

ふと、「何か気分を変えるきっかけが欲しい」と思ってクローゼットを開けたときに目に入ったのが、あの“失敗したブラウス”。

「どうせ今日は元気出ないし、似合わなくても別にいいか」
そんな投げやりな気持ちで、それを取り出して、何となく着てみたんです。

すると、不思議なことに――
「ん?……なんか、悪くないかも?」

鏡の前に立った自分は、いつもの落ち着いた服装とは違う雰囲気で、確かにちょっと派手ではあるけれど、どこか新鮮に映りました。
なにより、「違和感」は「変化」なのかもしれない、と思えてきたんです。

街へ出てみたら起きたちいさな出来事

その日は予定もなかったけれど、せっかく着替えたし…と、駅前のカフェまでお散歩がてら出かけることにしました。
スマホでお気に入りの音楽を流しながら歩いていると、なんとなく足取りも軽くて、気づけばスキップでもしそうなほど。

カフェでコーヒーを注文したとき、レジの店員さんがにこっと笑って、
「そのブラウス、すごく素敵ですね」と声をかけてくれました。

思わずびっくりして、「実は、着てみたら似合わなくて失敗したって思ってたんです」と話すと、
「いえいえ、とても似合ってますよ。すごく明るくて、いい色ですね」って。

自分では「違和感」と思っていた服が、誰かの目には「明るい」と映るんだなって、ちょっとだけ嬉しくなりました。

自分の“似合う”を決めていたのは、自分だった

私はこれまで、無意識のうちに「自分らしい服はこう」「似合う色はこれ」って、狭い枠で決めていた気がします。
だけど、それって本当に「私らしさ」だったのかな?って、ちょっと立ち止まって考えるきっかけになりました。

そのブラウスが、自分の殻を少しやわらかくしてくれたような気がして。
「似合うかどうか」よりも、「気分が前向きになるかどうか」で選ぶのもアリだなって、今では思っています。

あれ以来、あのブラウスは“勝負服”ではなく、“気分転換服”として活躍してくれています。
疲れた日、元気が出ない日、なんかモヤモヤする日。
そういうときこそ、いつもと違う自分になってみるのもいいのかもしれませんね。

おわりに

今回は、「失敗したと思っていた服が、意外と心を軽くしてくれた日」のことを書いてみました。
似合わないかもって思っていたものが、実は「新しい自分への扉」だったりする。

そんな風に、ちょっとだけ目線を変えると、日常の中に小さな発見があるのかもしれません。

この記事が、読んでくれた誰かの心をふわっと明るくできたらうれしいです。
また、次の記事でもお会いしましょうね。

ゆいでした🫧